あたまの図書館

経験や知識をいつでも索引できるように。あたまの中に自分なりの図書館を創っていきます。誰かの役に立つとうれしい。

ビジョンとやらされ感

先日、関ジャニ∞のLIVEに行ってきました。
めちゃめちゃカッコよかった。
歌やダンスはもちろんそうなんだけど、彼らの振る舞いから、15年間築き上げてきたストーリーが垣間見えた。
皆から愛されるグループにしようと頑張り続けている姿がカッコよかった。
そして、彼らの姿を見ていると、自分の置かれている状況はどうなんだろうなあと考えさせられた。

[https://twitter.com/gonaragyon/status/1152844252386193408:embed#しっかりとビジョンを持っていないと、仕事の価値が見出せなくなる。すると、やらされ感が高まり、効率主義に陥る。ボクの最近はそんな感じだったなあ。 関ジャニ∞のLIVEに行って痛感した。彼らは生きてる。ビジョンがあるから立ち向かっていける。]

「何のために」働いているのか。
子どもたちにどんな力を身につけてほしいのか。
自分の大切にしたいことをしっかり見つめないと。
ちょうど夏休みが始まる。
自分を振り返るいい機会だなあ。

白ひげの名言を胸に。

 

子どもたちは、居場所をつくるためならなんだってする。

平気で人を傷つける。

あたかも自分が一番傷ついているかのように、周囲の人は傷ついたことがないかのように振る舞う。

 

 

そんなとき、意識したい『ワンピース』の海賊、白ひげの名言。

 

 

バカな息子を

ーーーーーそれでも愛そう… 

 

 

ワンピース読者なら誰もが知っている名言。

 

敵に騙されて自分を刺した仲間(スクアード)をがばっと抱きしめる白ひげ。

スクアードのすべてを丸ごと受け止める器の大きさが感じられます。

 

ボクたち教師にも、そんな器の大きさが必要なんじゃないか。

 

攻撃してくる子は、攻撃しなければ自分を保てないほど必死なんだ。

そんな子どもに対して、「ダメでしょ!」「人を攻撃するなんて、お前はなんてやつだ!」「ウェアアアアアア!!」と言うことは正しいことなのかもしれない。でも、やさしくない。

 

子どもはたくさんのことを抱えている。攻撃だって、したくなるだろう。

そんな子どもを丸ごと受け止める。攻撃してくる姿勢も、丸ごと受け止める。

 

攻撃を攻撃と思わない。

子どもからのメッセージだと捉える。

 

明日も、精いっぱい生きている子どもたちを、笑顔で包み込もう。

彼女らの苦しみが、少しでも緩和されるように。

 

いつまでも狭い世界で苦しまないで。

 

岩瀬直樹(原案)『きょうしつのつくり方』

 

きょうしつのつくり方

きょうしつのつくり方

 

 

きょうしつの中の物語を見ることができる絵本。

 

絵本部分と解説部分に分かれていて、絵本部分にはあえて「文字」がない。

読者に想像させてくれる。子どもたちの1年間が絵本として21ページにギュッと詰まっている。

 

 

ボクは、子どもたちが帰った後のきょうしつで、この本をじっくりと読んだ。

なんか、心が広くなったような気がする。子どもたちを見る眼差しが温かくなるような気がするというか…。

 

 

つい、「学級の一員」としての子どもに目が行きがちなボクたち。

「学級の一員」として、こうあるべきだとか、なんでこの子はいつもこうなんだろうとか、思ってしまう。

だけどこの本を読むと、どの子にも物語があるんだなとわかる。

その子がどんな子なのか、その子の背景になにがあるのか、その子は今までにどんな気持ちを味わってきたのか、そんなことを考えると「学級の一員として」という言葉で子どもを見ることはできないんじゃないかな。

 

解説の中で、岩瀬先生が「凝集性の違和感」という言葉をつかっている。

本当にそうだと思う。凝集性のなかで、苦しんでいる子だっている。

高学年女子のグループなんかを想像するとわかりやすいかな。

凝集性が生み出す排他性はかなりキツい。

「学級の一員として」の責任を強要するのは、なんか違うよなあ。

 

お互いがお互いを、自然に、温かく、受け入れられるように。

ゆるやかなつながりの中で、その子の気持ちを尊重できるように。

不適切な行動だって、温かく見守られるように。待っているよと、伝えられるように。

 

う~ん。

記事を書いているうちに、温かく、ゆるやかなつながりは、相互尊敬に支えられているなと思ってきた。

 

それぞれの子の物語に目を向けてみる。

この本、子どもに温かく接したいなあと思っている人に、おすすめです。

 

赤坂真二 『自立論』

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『自立論』

 赤坂真二先生の隠れた名著、『自立論』

 

初めてこの本に出会った時は衝撃を受けた。大学の図書館。

「勇気づけのバイブルだ!」と感動したなあ。

 

社会人になって4年が経った。

大学時代は勇気づけの「方法」に目がいっていたことがわかる。

今は「在り方」に目が行く。

 

宿題をやっていて「こんな問題分かんない!」と声を荒げたら、「一生懸命やったから、腹も立つよね」と言ってやりたい。

けんかして帰ってきて「○○ちゃんなんてきらい!」と怒っていたら「キライになるほど、怒っているんだね」と言ってあげたい。

大事にしているペットが死んで、悲しんでいたら「悲しいね、大好きだったもんね」と言ってやりたいですね。

 

赤坂先生の心が伝わってくる。この心を伝えるための、勇気づけなんだよなあ。手段でもあるけど、自分の真ん中に子どもことを思う心があるから勇気づけになるんだよな。ものすごく共感しながら読んだ。

 

先日、前任校の慰労会に参加した。過去にお世話になった教頭先生が、「この歳になっても学ぶことはまだまだある」と仰った。

「今までは、何かあると、子どもにすぐに『大丈夫だよ』って声をかけてた。安心させるつもりで。でもそれって、こっちの都合なんだよな。子どもからしたらまずは共感してほしいんだよ。新しい勤務地の先生の対応を見てそう思った。」という。

 

教師はつい、「どうしたの?」「何かあったの?」「大丈夫?」と声をかけがち。

でもそれって、教師の不安感からくるものなんだろうな。

そしてそれは、子どもへ伝染する。

 

そうじゃなくて、まずは子どもの立場にたつこと。

その子のことを理解しようとする姿勢でいること。

 

そんなことが大切なんだと改めて思わされた。

 

やらなきゃいけないことはあるけれど、めんどくさいとき。

書名までは忘れてしまいましたが、片付けの雑誌を読んでいて

「目的」を決めると、「勇気」が湧く。

という言葉に出会いました。

 

片づけならば、

書斎で優雅な読書タイムを過ごそう。そのために、片づける!

 

早起きならば、

朝早く起きてお気に入りの珈琲を淹れよう。そのために、早起きする!

 

家事だって、

嫁を喜ばせよう。そのために、言われる前にやってやる!

 

私は片づけ前にはいつも意識するようにしています。だって、片づけって大変だもの。途中で心が折れちゃう。目的をもつってたしかに大事だ。

やらなきゃいけないことを、やりたいことに変えられる(気がする)。

 

そしてこれは、仕事をする上でも言えること。

 

例えば給食の準備。

みんなで食べる時間をたくさん確保して、楽しい給食の時間にしよう。そのために、素早く(〇分以内に)準備する!

 

大繩の練習も。

この動画のように跳んで、低学年に高学年の実力を見せつけよう。そのために、練習を頑張る!

 

教科も。

『お手紙』で登場人物の気持ちが伝わる音読劇をしよう。そのために、登場人物の気持ちを読み取る!

 

子どもたちに指導する上で大切なのは、目的が共有されているかどうかだと思うな。

主語は「わたし」ではなく「わたしたち」。

目的の共有を丁寧にやりたい。

 

やらなきゃいけないことはあるけれど、めんどくさいとき。

やらなきゃいけないことをやりたいことに変えたいとき。

「目的」を意識してみるといいかもしれません。

毛涯章平先生の『我が教師十戒』

私の勤めている自治体で研修をすると、必ず出てくる毛涯章平先生。

毛涯先生の「我が教師十戒は、温かなメッセージで、心に染みます。

 

1 子どもをこばかにするな。教師は無意識のうちに子どもを目下の者と見て しまう。子どもは、一個の人格として対等である。

2 規則や権威で、子どもを四方から塞いでしまうな。必ず一方を開けてやれ。 さもないと、子どもの心が窒息し、枯渇する。

3 近くに来て、自分を取り巻く子たちの、その輪の外にいる子に目を向けてやれ。

4 ほめることばも、叱ることばも真の「愛語」であれ。愛語は、必ず子ども の心にしみる。 ※「愛語」…相手の身を思いやって語ることば

5 暇をつくって、子どもと遊んでやれ。そこに、本当の子どもが見えてくる。

6 成果を急ぐな。裏切られても、なお信じて待て。教育は根くらべである。

7 教師の力以上には、子どもは伸びない。精進を怠るな。

8 教師は「清明」の心を失うな。ときには、ほっとする笑いと、安堵の気持
ちをおこさせる心やりを忘れるな。不機嫌、無愛想は、子どもの心を暗くする。

※「清明」…自然で明るく、ゆったりすること

9 子どもに、素直にあやまれる教師であれ。過ちはこちらにもある。

10 外傷は赤チンで治る。教師が与えた心の傷は、どうやって治すつもりか。

 

毛涯先生の言葉に触れると、勇気が湧くなあ。子どもへの愛が伝わってくる。

苦しい状況でも、子どもを愛することの、背中を押してくれる。

 

初めての振り返りジャーナル

初めての振り返りジャーナル。一年間ほぼ毎日続けました。

 

もともと大学時代にPAなどの講習を受けたり、ボランティア仲間とイベントを企画したりする中で、振り返りの大切さは感じていました。体験学習サイクルの考え方は、人生の宝だとさえ思っています。

 

threepocari.hatenablog.com

 

僕が振り返りジャーナルをやる目的はズバリ!

自分で自分を成長できるようにすること。体験学習サイクルの考え方を、子どもたちに手渡したい。

岩瀬直樹先生の著書の中に、「同じ穴に落ちない」という話があるけれど、まさにその通り。子供たちに価値を伝えるとき、使わせてもらいました。この本無くして実践はなかった…!

 

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

 

初任時代は日々に余裕がなくて、なかなか実践に手が出せなかった。

初任時代のクラスを振り返ると、課題がたくさん残ってる。

みんなで考え練り上げた学級目標。「これに向かって頑張っていこう!」と学級目標を掲げて、一年間必死に頑張ったけれど、クラスはごちゃごちゃしていた。学級目標を生かせてなかった。


どうしてそうなったんだろう。

振り返りの機会が保障されていなかったからじゃないだろうか。(時々振り返りは行っていたけれど、意識レベルが子どもによって差が出てた)

 

イベント的な振り返りしかやらないと、できていないところに目が行きがち。それは当たり前のこと。だって、目標を意識できていないのだから。さらに、イベント的な振り返りしかやらないと、乗ってこない子もいる。だって、子供は正しい振り返りの仕方を知らないのだから。「悪いところを直そう。いいとこは続けよう。」形式的な振り返りで終わっちゃう。意義を見い出せない方が普通。

 

そうじゃなくて、もっと日常的に緩やかに。気づけば、自分の中に学級目標が当たり前のように存在している感覚。そういう状況にしたい。そういう意味で、振り返りジャーナルはすごく良いと思う。もちろん、学級目標以外の振り返りも。振り返りだけじゃなくて、おふざけのテーマも。一年間通してやってみて、子供たちとたくさん繋がれたし、子どもたちのジャーナルから自分の良さや課題も見えた。来年度も絶対にやろうと思う。

 

前置きが長くなったけれど、今年振り返りジャーナルをやってみて感じたことを書きます。

 

今年の実践で良かったこと!

・子どもたちと繋がることができた。(なかなか教師に話しかけられない子も、ジャーナルでならたくさん自己開示してくれた。それをキッカケに会話も生まれた)

・子どもの悩みに気づき、寄り添うことができた

・学級目標を意識する機会が保障される

メタ認知

・教師へのフィードバック。(高学年女子が不満を伝えてくれたことは本当に有難かった)

・子供のジャーナルをお便りに載せることでクラスの様子を伝えやすかった

 

さらによくなるといいこと!

・体験学習サイクルの考え方がどこまで手渡しできたか…。もっとしっかりと伝えるべきだった。

帰りの会で十分な時間がとれないことがあった。

・活動と活動を、ジャーナルを通してもっと繋ぎたかった(PAなど)

・他人のジャーナルに触れる機会があると、もっと深い記述がみられたかな

 

来年度どうする?

・体験学習サイクルを印刷して、ジャーナルの裏に貼る。

・年間を通して授業に余裕をもつ(授業に追われない!忙しい日は授業で5分ジャーナルの時間をとる)

・PAをデザインする。活動前に前回のジャーナルを見る時間をつくる。同じPAを1学期と3学期にやったりとか。

・あらかじめギャラリーウォークをすることを伝えて、記入。ギャラリーウォーク後、再び記入。心の安全を保障した状態で交流をデザインする。

・ハイタッチやってみようかな

 

今年は、まだまだ生かしきれていなかった。繰り返して、「振り返り」を自分の実践の強みにしていきたい。