未完の完
社長が、ある詩に出会わせてくれました。
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未完の完
ああでなければならない
こうでなければならないと
いろいろな思いめぐらしながら子どもを見るとき
鍛えて一人前にしなければならないもののようである
いろいろなとらわれを棄て
柔らかな心で子どもをよく見るとき
そのしぐさのひとつひとつがじつにおもしろく
はじける生命のあかしとして目に映ってくる
「生きたい、生きたい」と言い
「伸びたい、伸びたい」と全身で言いながら
子どもは今そこに未完の姿で完結している
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自分の中のとらわれを棄てると、楽しさや面白さがたくさん見えるようになります。
どうしても求めてしまいがちな年度末。
とらわれはときに必要なものだと思いますが、苦しいものです。
教師中心ではなく、子どもをもっとよく見なさい。
そんなメッセージを受け取りました。
「フリ」「オチ」「フォロー」
限りなく教師に近いお笑い芸人(嘘です)中村健一先生。
その師匠である上条晴夫氏が提唱された「フリ」「オチ」「フォロー」。
この理論、素晴らしいです。
教室に笑いを持ち込みたいけど、面白いことができない。
まさに私のような人に対して救いの手を差し出してくれる教育理論です。
「フリ」「オチ」「フォロー」とは、
子どもたちに「オチ」を担当させ、教師は「フリ」と「フォロー(つっこみ)」を担当しよう。
という考え方。
後出しジャンケンなどはわかりやすい例です。
T「後出しジャンケンやるよ」(フリ)
C「実際にやって間違える」(オチ)
T「みなさん、なかなか負けず嫌いですね」(フォロー)=(つっこみ)
今日、僕のクラスでは「フリ」「オチ」「フォロー」が自然発生しました。
T「〇〇さんのこんなところがよかった!拍手!」
「いいねえ。ちなみに、声を出したい人は出してもいいんだよ。」(フリ)
C1「素晴らしい!」(オチ)
C2「いよっ!日本一!」(オチ)
T「いいねえ最高!」(フォロー)
「じゃあそれでもう一度やってみよう。〇〇さんのこんなところがよかった!拍
手!」(フリ)
C1「素晴らしい!」(オチ)
C2(少しタメて言おうとしている)
C3「いよっ!日本一!」(オチ)
T「C3が言うんかい!」(フォロー)
いやあ楽しかった!
笑いは教室に安心感を生み出します。
とても心地よかった。こんな毎日を過ごしたい。
「フリ」と「フォロー」に重きをおいて、子どもを輝かせていきたいな。
そして、この「フリ」「オチ」「フォロー」の考え方はお笑いだけには留まりません。
すべての教育活動に当てはまります。
中村健一先生の著書に書いてありますので、興味をもった方はぜひお読みください!
何のために学校へ来るの?
教師として、答えられるようにしておかねばならない問いですよね。
本日の始業式で、「何のために学校へ来るのか」という話がありました。
「みんなで問題を考え、みんなで生活していくことで、相手を思いやる心を育てるため」という話でした。大好きな校長先生の言葉はやっぱりいいなあと思いつつ、堀先生の名言を思い出していました。
続きを読む池井戸潤『オレたちバブル入行組』
かの有名な半沢直樹の原作。やっぱドラマ化されている作品は面白い!
善と悪の図式がしっかりしていて、半沢が相手を追い詰めるシーンは読んでいて気持ちがいい。
どのように追い詰めて行くのか、最後を楽しみにしながらワクワクして読み進めていった。
父の仇を取るなんて、どこまでかっこいいんだ半沢よ…。最悪な状況を打開して行く様は誰もが読んでいてスッキリするはず。仕事が苦しい時は、どこまでも折れない半沢の精神を思い出そう。
小説の良いところは世界観や自分以外の心情を擬似体験できることだよなあ。続編も読もう。