あたまの図書館

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新卒2年目の私が研究授業に見出した価値

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研究授業に対し、現場では若手が率先して引き受ける空気があるかと思います。

意欲をもち、進んで研究授業を引き受ける方もいれば、流されるままに…という方もいますよね。

 

そんな方々にまずは一言、

おつかれさまです!!!!

 

現場2年目の私も現在、全校研究授業を引き受けています(国語の授業)。

昨年も行い、自分の学びになったので今年も引き受けさせていただきました。

ですが正直、若い体力のある今でなければ体調を壊すような勤務時間を過ごしています…。このままではマズい…。

若手教師の中には、同士もけっこういるのではないでしょうか。

お互い心の体調に気を付けていきましょう(こういうフレーズ、よくかけられるけどどうしようもないですよね笑)

 

さて、引き受けた以上、一生懸命考えに考えた指導案を検討してもらうことでしょう。そして、、、

 

切られる(ズバっと指摘される)!!!

 

さらに、、、

 

自分の考えていた「やりたい授業」から離れていく!!!(こともある)

 

検討してもらうことは本当にありがたいことです。

授業者のために同僚の先生方が多くの時間を使ってくれています。

研究会を通して他の先生方との関係もできてきました。

切られても、愛だと信じて受け止めています。

 

しかし、誰のための研究授業かなと思うのです。

多くの先生方が私のために時間を割いてくれています。

指導案をビシバシ見てくださいます。

ありがたいです。授業もきっと、よくなっていると思います。

先生方の目線からすると。

 

子どもの目線からするとどうなのだろう。

一斉指導の形式をした授業を勧められます。

他者との交流の時間が5分もない授業です。

「学び合う」ことに重点が置かれている研究テーマなのに、です。

 

一斉指導の中で、「教師が子どもの意見を結びつけることが大事」と指導されます。

その通りです。大事なのは分かります。

ですが一斉指導の中で教師が介入して関わらせることには限界があると思っています。

ある子が意見を言っているときは参加するけれど、ほかの子が言っているときには参加していない児童が必ずいるはずです。もぐらたたきのようなイメージです。

 

子どもの学びに向かう本来の姿って、全員が座って前を向いて、流れ通りに進行していくものではなく、友達と話し合いながら、ときには関係ないことに話題がそれたりもしながら、考えて、学んで、新たな発見をしていくものだと思うのです。

「Aさんの意見と同じ人?」「どこが同じだった?」「じゃあ次はこの意見についてどうかな?」という流れで座ったまま何十分もすることに違和感を覚えてしまうのです。

 

どうも、全員が学びを楽しんでいるイメージがわかないのです。

 

 

スッキリしない状態で研究授業を迎えようとしています。

しかし、研究授業で最も価値があるのは、

クラスの子ども達が、先生もチャレンジしているんだ!と感じることにあると思います。

子ども達に、先生がチャレンジしている姿を見せる!

私の姿から子ども達に何か伝わったらいいなと考えると、モチベーションが上がります。

 

研究授業で悩んでいる同士の皆様

授業内容だけではなく、教師の姿からも子ども達に影響があると思います。

どれほど研究授業が思い通りにいかなくても、

教師がチャレンジしている時点でものすごく価値があると思います!

研究会を重ねていく中で、自分の「本当に大切にしたいこと」を見失わないように頑張りましょう。

 

この悩みも、すべては私の勉強不足。

悩みを記述しておき、いつか伝える側になったときのために書き出しておきます。

自分が伝える側になったときは、若手にわかりやすく愛を伝えたいなあ。