音楽会の振り返り【ホイップ】
音楽会が終わりました。
本当に楽しかった。トップバッターで、子ども達には緊張した様子があったけれど、今までの中で一番良い演奏になったと思う。
私自身、ステージ上で楽しく指揮が振れたし、僕の表情につられて笑う子もいた。
そのことで振り返りのときに「ありがとう」と言われて嬉しかったなあ。
さて、今日は振り返りの話。
クラスで輪になって行いました。地べたに座って。
以下のように進めていきました。
①ジャーナルに「音楽会を通して、自分が頑張った事・成長したと思う事」を書く
②トーキングスティックを回し、ひとりひとりが意見を言う。【ホイップ】
③頑張りを讃えるためにひとりひとりに拍手を送る
④再度トーキングスティックを回し、クラスの皆に伝えたいことがある人は意見を言う
【ホイップ】とは、振り返りの手法です。ケーキにホイップクリームを絞る時のように、一人ひとりが順番に意見を言っていくから【ホイップ】というそうです。大学時代にPAを経験したとき、PAJの方に教えていただきました。
私としては、振り返りをもう少し上手くやれたなあと反省。
ジャーナルのテーマを絞りすぎてしまったため、みんなが同じような意見になってしまった。もう少し意見に個性が出るようにしたかったなあ。
「指揮を見ながら演奏できるようになった」
「間違えずに演奏できた」 が多かったかな。
ひとり一人が間違いなく成長した音楽会でした。個人の頑張りをみんなで讃え合うことを目的として行いましたが…
見通しが甘かった。ホイップだけに。
すいません!
しかしながら、円になってジャーナルを書いている時のアットホーム感といったら、すごくよかったなあ。みんなで寝転んで足を伸ばして、でも頭は真剣に働かせている。身体はリラックスしているんだけれど、沈黙の時間。
そしてその後は、みんなで顔を見ながら意見を言い合う。
こういう感じ、やっぱりいい。
こうやって、アットホームな雰囲気の中で、お互いの心を交流させる。そういう空間をもっともっと創っていきたい。
本当だったらビーイングに書いてある価値語に絡めて振り返りを進めていきたいところでしたが、完全に私の力量不足。絡めきれませんでした。普段の練習で絡めていなかったので、本日だけ急に絡めるというわけにもいかず…。
ビーイングの中にある言葉を達成している姿がたくさんあったのに。もったいない!宝の持ち腐れ状態です。
これからは、ビーイングを頻繁に活用して小まめにふり返られるようにしたいな。
大好きな岩瀬直樹先生の書籍にもある、行事用のビーイングを試すと、もっと振り返りが行いやすかったかも。
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それこそ、練習の目的をもっと明確にして、ビーイングを囲む時間を確保しておくべきだった。
音楽会後は、しばらく落ち着いた日々が流れる。
そこでビーイングをクラスの中にもっと強く位置づけたい。