あたまの図書館

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二年目教師の備忘録③【ミックス】

今日は職場の先輩と乗り合わせて、インフルエンザの予防接種に行ってきました。

学年も違い、普段なかなか話す機会がない先輩だったのですが、帰り道にラーメンに誘われ一緒に食事することに。ありがたいことに、車を出してくれたからと言って奢ってもらいました。親子ほども歳の離れた先輩です。

 

すごく嬉しかった。

 

自分もそのようなことをしたい。しよう。

今日はそこで教えていただいたありがたい話を忘れないために、更新します。

 

ミックス】の話です。

先輩の休み時間の合言葉はミックス。

男女が仲良く一緒に遊ぼうよという意味です。

実際に、先輩のクラスは男女の仲が良く、校庭で男子と女子が一緒になって遊んでいるのを見かけます。

 

なぜミックスを合言葉にしているのかが大切です。

男女一緒に遊ぶことは良しとされていますが、なぜでしょうか。

その理由を先輩が教えてくださいました。

 

男子と遊ぶことで、カラッとした空気が生まれる。

グループ化した女子特有のジメッとした空気が、男子が入ることで緩和されていく。

それを繰り返しているうちに、全体の空気がカラッとしてくる。

 

男女の仲が良いクラスは、カラッとした空気が流れているとのこと。

そういったクラスはまとまりやすい。

授業内での交流場面もスムーズにいく。

これは先輩の経験談ですが、大ベテランで、たいへん実力のある先輩です。

学級経営がうまく、私は尊敬しています。

その先輩がいう言葉だからこそ、ビビッと感じるものがありました。

 

カラッとしている空気のことをもう少しふみこんで考えてみると、

子ども同士の関係が開けているってことかな。

関係を閉ざさないってすごく大切だよなあ。(教師にも言えることだけど)

閉ざされた集団の中じゃ、もちろん安心できないし、安心できないとのびのびできない。

男子が女子にうまく機能しているクラスは、

良い意味で子どもらしさが全開になるんじゃないだろうか。

壁を作って、無理に大人びた振る舞いをするんじゃなくて、

大口開いてあっはっはと笑う。全力で生きているというか。

表裏のない行動をとる愛すべき馬鹿というか。

 

女子グループの壁を崩すのは男子。

カラッとした空気を教室につくる。

そのためには、休み時間を楽しむこと!

 

先輩の想いに触れられてよかった。

こうやって、職員の知識が伝達されていくことが理想だよなあ。

ベテランの知識が若手に伝達されることが大事。

経験で得た学びを伝えるってすごく重要。

それなのに、そういった場って、なかなか確保されていない(できていない)。

職場の研修システム、改善の余地ありだと思います。

 

将来、後輩にこの記事の内容を語れるようになろう。