あたまの図書館

経験や知識をいつでも索引できるように。あたまの中に自分なりの図書館を創っていきます。誰かの役に立つとうれしい。

教育

斎藤喜博『授業の展開』

斎藤喜博『授業の展開』 このような時期だからこそ、斎藤喜博先生の著書を手に取ってみた。 最近ではお笑い第七世代という言葉を目にすることが増えてきたけれど、 教員の世界にも世代をつけるとするならば、齊藤喜博先生は教員第一世代。 教員界のTHE・レジ…

『よくわかる学級ファシリテーション①かかわりスキル編』幸せな子ども時代のために

岩瀬直樹 ちょんせいこ著『よくわかる学級ファシリテーション①』 何度も、何度も、読み返している本。 ちょんせいこさんの講座に行って、サインを頂いたのが5年前。 そのときは大学生だった。 サークルの会議を進行を任されていたこともあり、ファシリテー…

白ひげの名言を胸に。

子どもたちは、居場所をつくるためならなんだってする。 平気で人を傷つける。 あたかも自分が一番傷ついているかのように、周囲の人は傷ついたことがないかのように振る舞う。 そんなとき、意識したい『ワンピース』の海賊、白ひげの名言。 バカな息子を ー…

岩瀬直樹(原案)『きょうしつのつくり方』

きょうしつのつくり方 作者: 岩瀬直樹(原案),プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ),荻上由紀子,苫野一徳,寺中祥吾 出版社/メーカー: 旬報社 発売日: 2015/11/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る きょうしつの中の物語を見ることができる絵…

赤坂真二 『自立論』

『自立論』 赤坂真二先生の隠れた名著、『自立論』 初めてこの本に出会った時は衝撃を受けた。大学の図書館。 「勇気づけのバイブルだ!」と感動したなあ。 社会人になって4年が経った。 大学時代は勇気づけの「方法」に目がいっていたことがわかる。 今は…

毛涯章平先生の『我が教師十戒』

私の勤めている自治体で研修をすると、必ず出てくる毛涯章平先生。 毛涯先生の「我が教師十戒」は、温かなメッセージで、心に染みます。 1 子どもをこばかにするな。教師は無意識のうちに子どもを目下の者と見て しまう。子どもは、一個の人格として対等で…

初めての振り返りジャーナル

初めての振り返りジャーナル。一年間ほぼ毎日続けました。 もともと大学時代にPAなどの講習を受けたり、ボランティア仲間とイベントを企画したりする中で、振り返りの大切さは感じていました。体験学習サイクルの考え方は、人生の宝だとさえ思っています。 t…

未完の完

社長が、ある詩に出会わせてくれました。 ---------------------------------------------------------------------------------- 未完の完 ああでなければならない こうでなければならないと いろいろな思いめぐらしながら子どもを見るとき 鍛えて一人前に…

吉田新一郎訳『「学びの責任」は誰にあるのか』

尊敬する岩瀬直樹先生が勧めていた本。読まないわけにはいかない。 日曜日に書店で購入し、そのまま一気読み。久しぶりに読書記録をとりました。

「フリ」「オチ」「フォロー」

限りなく教師に近いお笑い芸人(嘘です)中村健一先生。 その師匠である上条晴夫氏が提唱された「フリ」「オチ」「フォロー」。 この理論、素晴らしいです。 教室に笑いを持ち込みたいけど、面白いことができない。 まさに私のような人に対して救いの手を差…

何のために学校へ来るの?

教師として、答えられるようにしておかねばならない問いですよね。 本日の始業式で、「何のために学校へ来るのか」という話がありました。 「みんなで問題を考え、みんなで生活していくことで、相手を思いやる心を育てるため」という話でした。大好きな校長…

日常を大切にする  

教師として、子どもたちと楽しい毎日を送りたい。 クラスの子どもたちが幸せを感じる場を提供したい。 子どもたちの幸せを応援したい。 だから、もっともっと良い実践をしたい。

杉江修治『協同学習入門』②

前回の記事の続きです。 threepocari.hatenablog.com 協同学習と一斉指導の共通点。 両者ともに大切なこと。 それは、、、

堀裕嗣『一斉授業10の原理100の原則』

授業づくりには教師の仕事のすべてが凝縮されている 冒頭の一文で背筋が伸びた。 時代の主流となっている「協同学習」や「ファシリテーション」。 それらを機能させるためには、子供たちを納得させたり捌いたりする手法を身に着けなければならない。まさに、…

『授業力&学級経営力』2018.01 No.94

授業名人だけが知っている超一流の指導技術 こんな素敵な見出し、読まずにいられない! 明治図書さん、ありがとうございます。 全ての若手教員に配布してほしいぐらいだ…。 さて、授業編は、授業技術が5つの視点でまとめられています。 8人の授業名人たち…

二年目教師の備忘録③【ミックス】

今日は職場の先輩と乗り合わせて、インフルエンザの予防接種に行ってきました。 学年も違い、普段なかなか話す機会がない先輩だったのですが、帰り道にラーメンに誘われ一緒に食事することに。ありがたいことに、車を出してくれたからと言って奢ってもらいま…

子ども達の力【0から始めたサッカー】

私のクラスでは、クラス会議を行っています。 早いもので、先週のクラス会議でもう11回目となりました。 赤坂版「クラス会議」完全マニュアル 人とつながって生きる子どもを育てる 作者: 赤坂真二 出版社/メーカー: ほんの森出版 発売日: 2014/01/10 メデ…

2年目教師の備忘録②【聞き方・話し方・質問】

備忘録として記します。先輩から頂いた知恵です。 私が先輩になった時、後輩に伝えられるように記録を残しておきたいと思います。 今日は「国語の発表の進め方」について。

2年目教師の備忘録①【図工の進め方】

備忘録として記します。上司から頂いた知恵です。 私が上司になった時、部下に伝えられるように記録を残しておきたいと思います。 今日は「図工の人物画の進め方」について。 私は今まで、先に書き方を教えてから子どもに「さあ、がんばってみよう」と任せて…

協力と慣れ合いの違い【SMARTガイドライン】

子ども達がグループで活動する機会は多いと思います。 しかし、グループでの活動は「協力」か「慣れ合い」かに分かれると思っています。 その差はズバリ、

期待を明確にする

「何とかなるだろう」「わかってくれているはずだ」 自分が楽をしたいから、この考えに至る。 (信頼するからこそ至るという考え方もあるが、ここでは取り上げないでおく。) この考えは注意が必要だ。 結局こちらの指導内容が増えてしんどくなる。

仕事の優先順位

最近、パワポで都道府県のフリップ音読を作り、社会の授業の最初に行っています。 音読は一体感が生まれるからいいですね。声を出すことでエネルギーも発散できるし。 その後の学習への集中力が増すような気がします。 ちなみに、お笑いコンビ「ラーメンズ」…

音楽会の振り返り【ホイップ】

音楽会が終わりました。 本当に楽しかった。トップバッターで、子ども達には緊張した様子があったけれど、今までの中で一番良い演奏になったと思う。 私自身、ステージ上で楽しく指揮が振れたし、僕の表情につられて笑う子もいた。 そのことで振り返りのとき…

合奏にて【リレーションの大切さ】

学級づくりにおいて、Q-Uの開発者である河村茂雄さんは「ルール」と「リレーション」が大切だとしています。「リレーション」とは、本音の交流のことです。 学級集団づくりのゼロ段階―学級経営力を高めるQ‐U式学級集団づくり入門 作者: 河村茂雄 出版社/メー…

忘れ物をした子どもへ

この記事に目を通して下さっている皆様は、どのように指導されていますか。 指導方法は実態によりますよね。 叱ってみたり、寄り添ってみたり、保護者に協力を仰いだり…。 いずれにせよ、指導に即効性は求めてはいけない気がします。 即効性を求めると、こち…

「できる」が目的になっていないか

音楽会シーズンです。 本日、子ども達に以下のように話しました。 「今日の君たちは、金曜日までの君たちに負けている」

暖かな心

給食の食缶には最後、余った給食を入れますよね? 私のいる学校では、自分の食器を少量の水で洗い、その洗った水を食缶に捨てることになっています。 ある日、子供が食缶に溜まっている水を見ながら、こんなことを言いました。 「先生、チアシードが浮いてる…

新卒2年目の私が研究授業に見出した価値

研究授業に対し、現場では若手が率先して引き受ける空気があるかと思います。 意欲をもち、進んで研究授業を引き受ける方もいれば、流されるままに…という方もいますよね。 そんな方々にまずは一言、 おつかれさまです!!!! 現場2年目の私も現在、全校研…

子どもを問題児にしているのは、教師の心

昨日、運動会が終わりました。 昨年は2年生、今年は4年生ということで、新卒二年目にして2回表現運動を主として経験させていただきました。 その中での気づいたことを記述していきます。 『子どもを問題児にしているのは教師の心』 二年間の表現運動で、…

教師の十ヶ条

『自分にとって必要な十ヶ条』を書けば、自分がどんな人間か見えてくる 私の大好きな松岡修造さんの言葉です(著書『本気になればすべてが変わる』)。 修造さんは日記に書き、毎日十カ条を見ては「大丈夫!」「できる!」と言い聞かせていたそうです。 そこ…