何のために学校へ来るの?
教師として、答えられるようにしておかねばならない問いですよね。
本日の始業式で、「何のために学校へ来るのか」という話がありました。
「みんなで問題を考え、みんなで生活していくことで、相手を思いやる心を育てるため」という話でした。大好きな校長先生の言葉はやっぱりいいなあと思いつつ、堀先生の名言を思い出していました。
みんなで学ぶ、みんなで学び合う。そうでないなら学校である必要はないのです。
勉強は一人でもできますよね。それに、学力を高めるだけなら塾に行ったほうが良いです。しかし学校の最大の特徴は、年代の近い仲間と集団で生活していることです。
それに、他者と関わる機会が保証されています。
教師が機会をつくれば、仲間と課題解決体験ができます。
他者との協同により、課題解決の経験を積むことができます。
友との生活を通して一生の仲間に出逢えることもあります。
何かの本で、
学校は失敗を安全に経験させる場だ
と述べられていました。
まだまだ人と関わった経験が少ない子どもたち。
学校は、人と関わる経験を積むことができる場です。
学校は、人との関わり方を学ぶことができる場です。
学校では失敗してもいいのです。そうやって学んでいくのです。
学校であれば、教師がいます。他の子もいます。クラス替えもあります。フォローができます。
怖いのは、関わる経験をしないまま社会に出たとき。
小さいコミュニティの中で、他者と関係が築けなかったら?共に課題解決をすることができなかったら?そう考えると恐ろしいです。その子の将来の幸せを願いたい。
何のために学校へ来るの?
そう聞かれたら僕は、
世の中にはいろんな人がいるんだ!と知るためだよ。
そして、いろんな人と協力する経験を積むんだよ。
学校は社会に出たとき幸せになるための練習の場だからね。
と答えます。
ちなみに、なんのために勉強するの?という問いには違う答えを返します。
いつでも語れる教師でありたいです。